
毎日恋をして、毎日忘れてしまう。
それでも午前2時まで、君のものでいたかった。
21歳のとき、交通事故で記憶障害になったミチ。
眠ると、事故後の記憶がすべてリセットされてしまう。
脳の中は、永遠に21歳のまま。
気づけば29歳になっていた。
母親は亡くなり、
仕事の仕方も町の景色も変わり、
知らない女性と結婚していた。
変わっていないのは、
中学からずっと好きだった恭一への想いだけ。
ふがいなさを払拭しようと
前向きでいようとしても、
知らないことが多すぎることを
毎日自覚させられる。
そのやる気を折りにくる毎日が、切ない。
過去のスマホを充電して、
メモを見返すと、
自分の知らない日々の積み重ねがあった。
もがいていた自分の片鱗が、そこにあった。
自分が一番知りたいのに、何も覚えていられない。
それでもミチの足は、恭一のところへ向かっていた。
出てくる人は、みんな良い人。
だからすごく苦しい。
誰も悪くない。
みんな優しい。
それでも誰かが傷ついていく。
その苦しさが、最後まで胸を離れない。
毎日恋をして、毎日忘れてしまう。
その先に待つ恭一の言葉が、涙腺を壊しにくる。
私はこのBL漫画が
5本の指に入るくらい好きです。
正直、このレビューでは
全然魅力が伝えられていません。
悔しいですが、読まないとこの話の良さは、
絶対伝わらない。
ぜひ読んでほしい一冊です。
こんな人におすすめ
・特殊設定BLが好きな人。
・両片想いにじれったくなりたい人。
・無条件で自分を大事にされたい人。
・思いきり泣きたい人。


コメント