
湯川彰人、27歳。隠れゲイ。
スーパー銭湯でマッサージ師として働く湯川には、理想のタイプがある。
黒髪美人で、素直で真面目で、献身的でどんな時も寄り添ってくれる人。
そんな人、いるわけないと思っていた。
でも現れた。職場の新人アルバイト・姫宮圭くん。
湯川はマッサージが上手いだけじゃない。
人を癒したいと自然に思える人だ。
それ自体がすでに、優しさの証拠だと思う。
でもその優しさは、傷ついてきたからこそ育ったものでもある気がします。
心が柔らかいから人の痛みがわかる。
相手を大切にしすぎるから、自分が傷つきやすい。
その両方が湯川という人間を作っている。
この作品で一番ずるいのは、対比の作り方だと思います。
湯川には初恋のトラウマがある。
元カレとは、出会ったその日に最後までしてしまった。
自分の初めてはその人で、誰よりも大事だった。
でも相手は全然違う気持ちだった。
その傷が、湯川をずっとこじらせてきた。
姫宮くんとも、出会ったその日に全部してしまう。
表面だけ見れば同じだ。
でも姫宮くんには、湯川が知らない「その前」があった。
理想の人が急に現れたわけじゃない。
自分のために相手の理想になろうとしてくれた人がいた。
その違いが、読んでいるこっちの胸をぎゅっとさせる。
こんな人におすすめ
・甘えろラブコメが好きな人
・じんわり泣ける恋愛BLが読みたい人
・トラウマ持ちの受けが好きな人
・献身的な攻めに弱い人

▼この作品を読むRenta!で読む
紙やKindleで読みたい人はこちら→Amazonで詳細を見る
▼この作品が好きな人はこちらもおすすめ
・Happy birthday ちとせくん|365分の1 君だけに祝われたい
・小泉先生は振り回されたくないのに|心の鎧を脱がされた。
・平凡な俺にスパダリが舞い降りた|一歩を踏み出す勇気


コメント