とろける寵愛セルロイド 感想(ネタバレなし)|心がとろけるスパダリBL

3_キュンとするBL

噴水で逆さに溺れている人を助けたら、王子だった。

白波冬吾、通称トーゴ。
仕事ができて、見た目は可愛らしい。
でも、どんな時も無表情で何を考えているか分からない。

そこで、同僚たちがつけたあだ名は「セルロイド」
——つまり、人形。

でも彼は冷たいわけじゃない。
ミスがあっても
絶対に人のせいにしない。

いつも原因を自分の中に探す。
分かりにくいだけで、誰よりも誠実な人間だった。

自分がいることで、チームの和を乱しているのかもしれない。

そんなことをぼんやり考えながら歩いていた公園で、
噴水に逆さに突っ込んで溺れている人を発見する。

水浸しになることもいとわず、
とっさに駆け寄った。

助けた相手は、東南アジアの石油王。
国からビジネスのために来日していた
サナルファム王子、通称サーナだった。

サーナは、国と国レベルの外交も、
企業社長との国益をかけた取引もこなす王族。
だから、一見すると人当たりのいい性格に見えるが
人を見る目が、桁違いに鋭い。

だからこそ気づいてしまった。
この男の心のキレイさと、
誰にも見えていない誠実さに。

その出会いをきっかけに、
二人は毎晩お酒を飲んで語り合うようになる。
その出会いをきっかけに、
二人は毎晩お酒を飲んで語り合うようになる。

お酒が入ると、トーゴの感情は
少しだけ表に出てくる。

トーゴはサーナにだけは、
素直な気持ちも悩みも打ち明けられた。

最初、サーナにとって
トーゴは現地妻の一人にするつもりの相手だった。

でも一緒にいるうちに、替えのきかない存在になっていった。

そんなトーゴを、
サーナはとても愛おしいと思った。
毎晩、彼の魅力を伝え続けた。
君はこんなにも素晴らしい、と。
誰にも気づかれなかった誠実さを、
ちゃんと見ているよと。

人形と呼ばれた男が、
初めて、心を理解されて、解凍されていく。

でも二人が共に過ごす日々には、リミットがある。
深く結ばれた二人が決めた未来が、切なくも愛おしいお話です。

こんな人におすすめ
・クールな受けが少しずつ
 ほどけていくのが好きな人。
・身分差、国際恋愛にときめく人。
・不器用な人間が丁寧に
 愛される展開に弱い人。
・切なさと甘さが両方欲しい人

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