2人の幸せな政略結婚 感想(ネタバレなし)|違いだらけの2人が、たった1つ同じだったものは…

4_ひとクセあるBL


政略結婚=不自由。


「幸せ」と「不自由」という、
どこか真逆に感じるタイトル。


どんな物語なのか想像しながら、
ページをめくってみると
そこにあったのは


静かで、やさしい大人の恋でした。


二人のあいだに、
大きな上下関係はありません。

関係としては、
あくまで対等。


趣味や嗜好、体格や見た目、
コミュニケーションの取り方も、

驚くほど違う。


だからこそ、


相手の嫌がることは、
絶対にしない。


「無理をして、自分に
 付き合わせてしまっているかもしれない」


そんな遠慮を、
二人とも手放さずにいる。


周りから見れば、

違いの大きい二人の政略結婚は、
「かわいそう」「犠牲になった」


そう映る関係かもしれません。

けれど、


本人たちはそれを不幸だとは思っていない。

共通しているのは、

相手が大切で、
大事にしたいという気持ちがあること。

その気持ちがあるから、


一緒にいる時間を
当たり前だと思わない。

心の奥に、

深くて、揺るがない愛が
確かにあるのかなと思いました。

身体の関係についても、

どちらかが我慢するのではなく、
二人にとって心地いいかたちを、

少しずつ探っていく。

派手さはないけれど、

とても誠実で、
とても親密な関係。

周囲の評価とは関係なく、


二人は、確かに幸せ。

『2人の幸せな政略結婚』は、

周囲の評価とは別の場所にある
「幸せのかたち」
を、

静かに見せてくれます。

最後に。


この作者さんならではの温かみのある絵だからこそ、
この物語は成立しているのだと思いました。


そんなところも、
この作品の魅力のひとつです。


こんな人におすすめ
・恋愛に、少し疲れている人
・ドラマチックな展開より、
 穏やかに関係を築く話が読みたい人
・おもいやりを感じる作品が好きな人
・どこにもない新しい幸せを探している人

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※このブログでは、実際に読んで
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