
心を乱されたくなかった男が、一番丁寧に心を開かれてしまった。
楢木は、現場監督。
ベテラン職人たちにどやされる毎日で
家には寝に帰るだけの社畜生活。
彼女もずっといない。
人に心を乱されるのが嫌だし、
誰かのために
心も体も時間も使える余裕が、そもそもない。
そんな楢木の前に現れたのが、
内装デザイナーの竹中さんでした。
会った瞬間から漂う一流のオーラ。
自分の会社を経営して、
仕事はスマートで、
ちゃんと遊んでもいる。
現場のおじさんたちも最初いけすかないと思っていたのに、
差し入れや謙虚な姿勢を見るうちに
メロメロにされてしまう。
誰もが大好きになってしまう人たらし。
そんな竹中さんが、なぜか楢木に猛烈アピールしてくる。
戸惑う楢木に、竹中さんはまっすぐ向き合います。
「君の言葉で聞かせてほしい。」
余裕がなくて、
誰かに心を開くことを避けてきた人間が、
初めて「あなたの気持ちを聞きたい」と言われた瞬間。
その押せ押せの勢いに絆されながら、
楢木は少しずつ作り変えられていきます。
愛されることで、
知らなかった自分になっていく。
付き合って”もらっている”のではなく、
お互いが相手といることを選んだ。
「恋人同士で対等」だと伝え続ける竹中のほうが
ずっと真剣で、ずっと必死なのかもしれない。
スパダリ攻めの包容力と、
不器用な受けの変化が
丁寧に描かれた、
愛されて心がほどけていく一冊です。
こんな人におすすめ
・猛烈に愛される展開が好きな人。
・余裕のない受けが少しずつ変わっていくのを見たい人。
・大人の余裕があるスパダリ攻めが好きな人。
・優しく包み込まれるような恋が読みたい人に


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